「エレベーターチェア」~株式会社 エィアンドエィティー
災害時のエレベーター閉じ込めに。トイレ機能付き「エレベーターチェア」~株式会社 エィアンドエィティー

出展商材は、エレベーターチェアです。災害や停電で発生するエレベーター閉じ込め時に役立つトイレ機能付きです。普段は椅子や荷物置きとして利用可能です。中には、水や照明器具など非常用品が収納されています。
【企業・製品】
会 社 名 | AQUA & AIR TECHNOLOGY (株式会社 エィアンドエィティー) |
名 称 | エレベーターチェア |
企業サイトURL | http://www.a-and-at.com/ |
トイレにもなるから、非常時の閉じ込めにも安心
この「エレベーターチェア」の一番の特徴としてはトイレ機能を持っているところです。
ボタンを押して開けるとトイレになります。目隠し用にシートもかけられるのでプライバシーに配慮された仕様になっています。エレベーターという狭い空間に不特定多数の人が閉じ込められるような万が一の状態が起きた時に、安心できるものになっております。
管制運転装置付きの最新エレベーターでも閉じ込めは発生する
震度6弱を記録した2018年6月の大阪北部地震では、6万台を超えるエレベーターが緊急停止しており、そのうち閉じ込めが発生した案件では最大で5時間以上にのぼったとのことです。この時、地震時管制運転装置付きエレベーターという、いわゆる閉じ込めを防ぐ機能が付いているエレベーターでさえも長時間の閉じ込め事案がありました。こういったこともきっかけとなり、昨年2022年5月に東京都では首都直下地震の被害想定見直しが10年ぶりになされ、エレベーターの閉じ込め被害想定を2万2,000台と試算し直しています。この数字は実に10年前の被害想定数の約3倍です。
地震時管制運転機能付きエレベーターは震源を感知すると最寄りの階に停止するというものです。震源が遠ければ感知してから最寄り階へ行き停止、という時間があるわけです。しかし、直下型では、震源感知後にすぐに本震が来てしまうので、エレベーターが最寄り階へ着く途中や到着しても安全上エレベーター停止となる可能性が高く、結局閉じ込めが発生してしまうのです。よって、地震時管制運転機能付きエレベーターも必ずしも安全とは言えない状況になっています。
どうしても防げないエレベーターの閉じ込め。救助まで耐えられるよう対策が必要
エレベーターに閉じ込められたらすぐに救助を求めると思います。しかし、大きな震災が発生した時は、道路状況が非常に劣悪な環境になることもあり得ますし、3.11の東日本大震災の時のように逃げる人が多数いて交通に影響が出てしまうことも考えられ、エレベーターの保守業者さんが救助に行けるとも限らないですよね。普段のように救助隊員が駆けつけてくれることは不可能であることが想定されます。
当社では、救助までの時間を約8時間と想定し、5名用、10名用などの製品を提供しています。
キャビネット型ならスリムでフラットに置ける
チェア型は、中身の防災品は5年期限です。キャビネット型のものは10年期限のもので統一しています。もちろんトイレ機能もついています。10年間経過後は中身だけ更新するというのが基本の流れになります。期限は当社で管理もしておりますので期限前にご案内するサービスも行っています。



※2023年5月現在の、インタビューに基づいた記事です。